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2008年11月28日常識ってヤ〜ね〜 パート2

 先日wowowで「さらば、わが愛?覇王別姫 」という映画がやっていましてカンヌでも賞を取った映画との事だったので見てみたのです。

 中国(大陸)が舞台で太平洋戦争前後の2人の京劇役者のお話なのです。当然の事ながら日本兵も出てくるんですが驚く事なかれこの映画に出てる日本兵は多少乱暴な面はあっても基本的に礼儀正しいのです。時代は流れて戦後に、人民解放軍が出てきますが規律も礼儀も節操もないチンピラ集団として描かれています。
 この映画は中国(香港)映画です。それなのに日本兵を悪く描いていないんですね。現代の一般的な見方としてはナチスと日本兵は悪という見方をされる場合が多いのにです。
 特に中国、韓国なんか極端で悪いのはすべて日本と言わんばかりですので中国映画が日本軍は礼儀を保ち、自国の人民解放軍は権力を悪用するチンピラ集団として描いたこの映画は本国でさぞ反感をかったでしょう。
 さて、日本軍と言えば一般的な現代日本人でもアジア周辺で悪さばかりをした集団との認識が有るようですがそうとばかりは言えないようです。飯倉はその時代に生きていた訳でもないですし、専門家でもありませんが各種記録を見たり人の話を聞いたところでは良い事もしています。
 まず、中国ですが20世紀の初めころ欧米各国が中国での覇権を狙って軍隊を送っていた時代が有りました。映画で言うなら「北京の55日 」という作品が有ります。米軍将校はチャールトンヘストン、英国はデビットニーブン、日本の青年将校として後に映画監督になった伊丹十三という配役だけでもそそる作品ですので機会があったらご覧ください。

 話がそれました。で、この時代に地方の村々はどんな行動をとったかというとなんと日本の国旗を村の一番目立つところに上げたんですね。なんでかと言えば日本の国旗を揚げておけば他国の軍隊が略奪などにこなかったからだそうです。あーちなみにこの件は某国にとって都合が悪いので映画を含めほとんどのメディアで触れられていません。
 各国軍隊が入り乱れている中で唯一規律が維持されているのが日本軍だったという訳です。まあその後日中戦争の泥沼化と太平洋戦争で劣勢に立たされて規律も何もなくなってしまうのですが。

 インドネシアでは旧日本軍の残留兵は英雄です。戦後残っていた旧日本兵がインドネシアの独立に協力したから今のインドネシアがあるのは日本兵のおかげであると認めているという事です。
 今でも残留日本兵が亡くなった際には国葬が行われます。国葬ですよ。国が葬式を上げるんです。日本で国葬と言えば天皇陛下ぐらいでしょう。インドネシアではたとえ二等兵でも国葬です。儀仗兵がずらりと並んで偉いさん出席の上で葬式が行われます。日本で靖国問題云々行っているのがばからしくなります。

 ナチスにしてみても始めっから終わりまで悪だった訳ではなくて社会保障制度を初めて作ったのはナチスだそうですから良い事だってやってるんですよ。っていうかそうじゃないと政権取れないでしょ。
 物事を一面からしか見ないで不都合な部分は存在しない事にしてしまうのは危険な事ですがいつまでたってもこれは繰り返されますね。

 某国自衛隊の元お偉いさんの言動が物議をかもしてますが飯倉的には彼の言い分にもかすかながらまともな部分が有ると思います。

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