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2003年11月26日 海水飲んでなんになる。

 海で遭難してのどが渇いたからといって海水を飲んではいけません。それに含まれている塩分を吸収するためにさらに水分が必要になりよけいにのどが渇くからです。本人は水分を補給しているつもりでしょうが実はよけいにのどが渇く状態を作り出しているわけです。バカだなあと思うでしょう。しかし多くの人は日々海水を飲めるだけ飲んでのどの渇きをいやそうとしているのではないでしょうか?

 どういうことかと言えばある人がこんな生活をしたいと思ったとします。我が家があって、マイカーがあって毎月きまった給料もらって五体満足な子供がいて・・・。今時どれも条件満たしている人なんていくらでもいます。しかしこの人はそれで幸せいっぱいかと言えばそんな事はありません。うれしいのは欲しかったモノが手に入ったその瞬間だけ、いくら手に入れるまでは望んだモノでも三日もすれば有って当たり前の物に成り下がり、それを欲しいのにまだ手に入れていない人から見ればずいぶんと粗末に扱います。

 自転車の世界でも話は同じです。自転車マニアは物を買った瞬間にすべてが終わったかのように次はなにをと考えて情報収集に必死です。メーカーも数限りなく新製品を出してきます。
 かくして自転車や自転車パーツは大洋の海水のごとくいくらでも手にはいるようになりました。毎年の新製品はちょこっとづつスペックアップしていかにもおいしそうな海水です。型遅れはビミョーに値段が下がってこれまたおいしそうです。欲しいモノが見つかったら次の給料日までそれが存在していることを神に祈ります。こうしてマニアはできるだけ海水を飲み込もうとおいしそうでお得な海水情報をひたすら探し回っているわけです。

 発想を転換してみてはいかがでしょう。今ある海水を処理して飲める水に変えるのです。大洋のどこかに真水があるなんて考えてはいけません。どこに行っても海水は海水です。目の前にある海水を真水に変えるにはどうしたらいいかを考えましょう。
 実際に海水を真水に変えるにはどうしたらいいでしょう。自転車に関してなら当社でおこなっているスクールは海水を真水に変えるための一提案なのです。だまされたと思って一度来てみませんか。お金を払っても帰りにもって帰れるのは物ではありませんが他の満足を得られると思います。海水でタプタプになったおなかをスッキリしてみませんか?

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