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20077月27日 話題にならないですね、空力

 自転車マニアで軽量化にアツくなる人は多いですが空力を熱く語る人ってまず見ませんね。
 一定速度以上になれば軽量化なんてほぼ意味ないどころか軽量化で剛性ダウンしていれば高速走行中の安定性や操縦性を悪くするだけです。
 一方、空力が改善されれば30km/h位の速度から効果が発揮され、それ以上の速度であれば極めて効果的な策である事は誰でも分かる事でしょう。
 やっぱりコレを話題にしないのは金にならないからでしょうね。ポジションの改善とかで空力は変わりますのでダイレクトに対策用品を売りっぱなしでOK!なビジネスモデルにならない。故に話題にのぼらないって事でしょうか!?
 そう言えば以前書いた「暑さ対策の一提案」もまったくもって金にならない話ですので話題になりませんねぇ〜。いずれにせよどちらも実利が欲しい人はチャレンジしてみてください。

  おっと、話は空力でした。例えばロードレーサーで空力を改善したいのならクラウチングスタイルをまともに取れるようになるだけでほとんどの人にとって空力の大幅な改善になります。こんな話は当たり前と言われかねないでしょうがクラウチングスタイルを取れない人のなんと多い事か。詳しくはエンゾさんの本とかを参考に試行錯誤してみてください。
 あとはポジショ二ングの改善ですがこれに関しては長い下りで自分の体をどんなふうにした時に空気の流れが良くなるのかなあと意識してみてはどうでしょう??意識したところですぐに改善が出来る訳ではありませんがまずは意識する事が最初の一歩と思わないとなんにも始まらないですからね。
 これぞと思う改善点が見えたらステムを変えるなりサドル角度を変えるなりの方向性が見えてくるはずです。

  20年位前からツールを見ている人は知っていると思いますがフランスのローランフィニヨンが所属していたシステムU(スーパーUの時代だったかも)がたった一度だけチームタイムトライアルにアピュイドセルというお尻の後ろの空力改善パーツがありました。
 こいつを現代のテクノロジーで復活させれば空力改善に役立つ事請け合いなのですが全く気配がありませんね〜。コレだとお金も動くし良いんじゃないかと思うんですが。
 もうひとつはオートバイのロードレースではおなじみのヘルメットの後ろの空力を改善するためのスポンジで作られたこぶみたいなやつですがこれも自転車ウエアに取り入れられそうです。ただしマシンから降りたとたんに間抜けな感じにはなりますが。
 リカンベントなら背中の後ろの空気の流れを整えると良さげですね。

  空力に関してはLIVESTRONGさんのwebにも興味深い記述が多いのでリアルな速さに興味のある方はぜひ!

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