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リカンベント&折り畳みをまともなマシンにしませう

リカや高級折り畳み自転車は実は精度がはちゃめちゃだったりするのですよ。
 これはマッチーさんからの依頼で花壇とまったりスキンシップをした後にヘッドパーツの調子がおかしいとの修理依頼。ヘッドパーツがだめになっているってのもあるがそもそもフレームの精度がはちゃめちゃですよ。まずはヘッドチューブのフェーシング。
右:まずは上はあっさり行きました。
左:下もサックと行くかと思ったら後ろばかりが削れます。

ヘッドを削るよどこまでも・・・・。
左:かつて無い削り方をしたヘッドチューブ。BD-1でもここまではひどくないぞ。

次にサス本体オーバーホールだ。
 雨の日の通勤にも使用しているとのことだったので浸水は間違い無しと読んでいたが
 ウワ〜っ。デターっ!
 まあこんなもんですよ1〜2年でこのくらいの浸水はざらです。軽量パーツをつっこむ前に水抜きですよ。

あァ・・・・。

 オーバーホールと言うよりは殺人事件現場の趣です。

清掃が完了してシリコングリスやらシリコンスプレー、フッソ、等総動員で組み付けをおこないました。
 当然の事ながら動きはすこぶる快調。これで貞子も成仏してくれます!?
 

 サスのオーバーホール工賃は今回のケースで\5,000-(サス単体持ち込み)になります。

この後新しいヘッドパーツ(今回はシュパーブプロ)をインストールして無事作業完了です。リカ&折り畳みは小径だったり前後加重バランスが適当でないなどいろいろ無理のある物です。このような車両こそフェーシングなどをきちんとおこなって精度を上げておく必要があるのです。
 またサスペンションは年に一回はオーバーホールをしましょう。完成車についていた安めのサスでもオーバーホールすると動きが良くなりますよ。また、すでに当たりがでているでしょうからオーバーホール後は新品時より動きが良いはずです。ぜひトライしてください(一般工具だけではオーバーホールは困難です、破損されてから持ち込まれても補修パーツの流通がほとんどありませんのでその旨ご承知ください)。

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