ヘッドチューブの新修正法

0346dd4c.jpg 今回のお題はヘッドチューブの変形修正。
 おそらく床に落としたかなんかで変形したのですがビルダーに相談したところ焼き鈍してから叩いて修正という提案だったそうです。


 焼き鈍ししたら当然塗装もダメになりますし修正後に再度焼き入れをどうするって問題も残ります。あんまり現実的ではありません。
 今回サイメンではシートピラー測定器を使って曲げ直しをおこないました。もちろん測定器で曲げるなんざ邪道ですがこいつは金属のムクで出来ていてテーパーも極めて緩やかです。
 様子を見ながら叩いていくとけっこういい感じで真円近くになってくれました。
 あんまりやりすぎるとヘッドチューブ自体がテーパー状になってしまいますのでそこは加減して最終的にはカンパのヘッドレースミルで最終的な精度を確保します。
 無理な使い方をした測定器ですが確認したところメッキのはげや歪みもありません。

 また一つ禁断の作業法を会得してしまったな・・・フッ、

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