他店で売ったバイクお断りへの対抗策

 サイメンはどこで買ったバイクでもノープロブレムで受け入れているのが特徴の一つだ。この点だけでもお客さんから感謝されたりするのだが未だに他店で買ったバイクはお断りの店が少なくないのは皆さんご存知の通り。
 特に地方では極度に嫌われる場合があるらしく地方から(わざわざ)来たお客さんの中には飯倉が作業している間中今までのいきさつと自分が地元の店主にどれだけ嫌な扱いを受けたかを延々話す人がいる。
 なぜにこれほどまで他店で買ったバイクの面倒を見るのをいやがるショップが多いのか??単純に考えてもいくつか理由は思いつくだろうが一番の理由はその店主が時代に合わせて変わる事が出来ないでいるからだろう。


 今時ネットでモノも情報も相当なところまで手に入る。なんでも手に入る訳ではないがとにかく10年前とか20年前とは全く世界が変わってしまっているのは間違いない。
 世界が変われば自分も変わるのが適当だし商売人ならなおさらだ。願わくば世界よりちょっぴり早く変われればモアベターだけどね。
 最悪なのは時代が変わっても自分は絶対に変わる必要がないとかたくなに信じている旧タイプの輩だろう。残念ながら自転車業界にもこの手合いが多そうだがこの旧タイプが生き残れてしまえるほど業界全体が生ぬるいのもまた事実だ。
 自分は変わる必要は無いと思っている人は変わる必要性がないもっともな理由を自分に言い聞かせるようになる。他店で買ったバイクまでいじっちまうとオレの店で買わなくなるからとか、素人には多少ヤキを入れておく位がちょうどいいのさっとか思っちゃってるんだろうか??江戸時代じゃあるまいしそんな幼稚な手に引っかかるような人がそれほどいるとは思えんが、

 ショップが変わらないんなら客の側が変わるしかない。地元にスポーツ系のショップが一件しかなくてもそこが関わるに値しないなら一切関わらない。モノと情報はネットで仕入れるとして・・・ぬぬぬやはりメンテなどが困ってしまう。
 サイメンでもわざわざ地方から宅急便を利用しての仕事の依頼が多々ある。行き帰りの送料がかかってしまうので工賃だけで相応の金額の仕事ばかりなのだがこれがもっと安くなればメンテなどノウハウや高価な工具が必要な作業はどこにいようと全く問題なくバイクを運用できるようになる。
 さて今のところスポーツバイクをどこぞに送ろうとするとそこそこバラして段ボールに入れてという事になる。だいたい往復6千円とかかかってしまう。梱包も荷解きも面倒だし段ボールの用意もこれの処分も厄介だ。
 そこで運送屋さんのトラックの貨物室の天井に前後輪を引っ掛けられるフックがあったらどうだろう?
 バイクはそのまま手渡し、ショップにもそのままで届くから梱包も荷解きも不要だ。運送屋さんにしても開いた天井空間を使うんなら他の業務の邪魔にならずに仕事ができる。往復3000円とかでやってくれたら年一回のOHが工賃17,000-だとしてトータルで2万円。これならアリって気がするよね。
 さて、今度運送屋さんに提案にでも行ってくるか。

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