電気羊が一匹、電気羊が二匹・・・

407e202e.jpg ブレードランナーのブルーレイをゲット。おおおーキレイじゃないか!
 10年ぶりくらいに見る。この作品はロードショーを見に行ったが当時中坊だった飯倉には高度すぎて意味判らず不覚にも寝てしまった!
 この作品のすごさを知ったのは20代になってから、さらに月日が過ぎて今また見直すとやっぱりこの作品が名作だと言う事がよく判る。


 しかしながら映画の残念なところは名作の部分部分は後の作品に少しずつパクられてその時々の最高のSFX技術で元よりインパクのある絵が作れてしまう事だろう。
 これで元の作品を見直すと陳腐に見えてしまうのだ。極端な例としてはスターウォーズの一作目だろう。
 今見ると陳腐な特撮に見えるが公開当時の衝撃と言ったら半端ではなかった。
 ファーストガンダムも最初の出会いは衝撃的だったが今どきの大形テレビで見られるだけのクオリティーは保っていない。

 今回は原作を読んでから映画を見てみた。原作を読むと「イノセンス」が多大な影響を受けているのがよく判る。
 原作ではロボットの羊を飼っているデッカードが多額のローンを組んで本物の羊を買うのだ。
 公務員が必死こいて本物の動物を飼う事に情熱を燃やしてしまうとは。悲しい、悲しすぎるぞ未来のサンフランシスコ。
 ちなみに原作にはデッカードの奥さんが出てくる。冒頭からデッカードに嫌みたらたらで、近未来のリアルっぽい夫婦生活を見せられて夢も希望もどこぞに飛んでいく。
 マリッジブルーに悩んでいる方はぜひどうぞ。スッパリ独身を選べます。

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